「地球環境に配慮した暮らしが当たり前」
そんな文化が根付くドイツで、日本のエシカル商品はどのように受け入れられるのでしょうか。
エシカル・サスティナブル・ヴィーガンを軸としたセレクトショップ「style table」は、2026年6月28日、ドイツ・デュッセルドルフにて開催された市場調査イベント「Taste & Sense Japan」(主催:Institut für Organic Business GmbH / IOB)に参加いたしました。
株式会社Peace 代表、土井あゆみ自身の「海外出店を見据えたテストマーケティングを行いたい!」という想いと提案から今回のツアーが実現しました。オーガニックに関心の高い現地の方々が集まる中で見えてきたのは、日本との「前提の違い」と、日本のエシカルブランドが持つ大きな可能性でした。

【文化や気候の違いから体感した、ドイツの暮らしとサスティナブルの“前提”】
現地に到着してまず驚いたのは、街全体のサスティナブルに対する意識の高さと、それが生活の前提として自然に根付いている姿です。
ドラッグストアに並ぶ商品の約9割5分に「BIO(オーガニック)」の表記があり、手頃な価格で購入できます。また、現地では気候や伝統的な建築構造(高い断熱性など)もあって冷房設備に頼り切らない暮らしが定着していました。お手洗いでも無駄なゴミを出さない工夫が当たり前のように行われていました。
環境配慮に取り組むこと自体がスマートな価値観として浸透しており、マイボトルやエコバッグの持参も日常的に取り入れている様子でした。
サスティナブルを特別にアピールするのではなく、暮らしの文化や前提として自然体に溶け込んでいる人々の姿が非常に印象的でした。
【「満足度4.6を獲得」現地の方々を魅了した日本の食とコスメ】
イベント当日は、日常的にオーガニック商品を購入する感度の高い現地の方々19名が参加されました。有名日本人シェフによるヴィーガンフルコースやプレゼン、体験ワークショップを通じて、日本のオーガニックブランド4社の魅力を体験していただきました。
アンケート調査(回答者14名)では、イベント全体の満足度が5点満点中「平均4.6」に達し、14名中13名が「友人に薦めたい」と回答しました。そして最大の成果は、参加した全ブランドにおいて具体的な「購入意向」が確認された点です。
style tableが提供した商品も、現地の方々から非常に高い評価を獲得しました。
・ 煎茶(THE CRAFT FARM):
食事とともに提供し、14名中12名が購入意向を示しました。「コクがありながら強すぎない、深みのある味」と大好評で、現地向けの大幅なローカライズを行わずとも日本の本格的な味わいが受け入れられる結果となりました。
・Be グリーンGF(Be / グリーンスムージー):
ウェルカムドリンクとしてオーツミルク割りなどを提供し、11名が購入意向を示す上位人気に。「健康的でありながら飲みやすい」とおかわりされる方が続出し、「今すぐ買うことはできないのか」と現地での購入を希望される声が多く聞かれました。

・ Be UVデイクリーム(Be/日焼け止め):
タッチアップ体験を実施。「成分や長期的な効果をもっと詳しく知りたい」という購買を前提とした熱心なご質問をいただくなど、昨今の「アジアンビューティー」や日本文化への関心の高まりとともに、高いニーズを確認できました。
【「価格ではなく物語で選ぶ」からこそ、style tableの想いが届く】
現地参加者との意見交換やアンケートから見えてきたのは、商品を選ぶ際の基準として「味」や「品質」はもちろんのこと、「サスティナビリティ」や「産地・背景のストーリー」が極めて重視されているという点です。
「安さではなく、作り手のストーリーを聞いて買いたいからオーガニックショップで選びたい」という声は、作り手の背景や想いとともに商品を届けるstyle tableの思想とまさに一致するものでした。丁寧につくられた日本のエシカル商品とその物語は、文化の異なる欧州の地でも深く響くことが明確になりました。
【日本での「伸びしろ」と今後の展望】
今回の滞在では、100%オーガニックホテル「タナーホフ」での体験や、子どもや家族に優しい国民性など、社会のあり方からも多くの学びを得ることができました。また、今回のイベントをきっかけにご縁ができた方が日本のstyle table店舗へお越しくださる予定もあります。
ヨーロッパに比べると、日本にはまだまだサスティナブルな暮らしの「伸びしろ」がたくさんあります。だからこそ、これからも国内外へ向けて、作り手の想いやストーリーとともに地球に優しいライフスタイルを提案し続けてまいります。
