ライフスタイルが多様化し、何を「豊か」と感じるかが人によって異なる時代。
そんな中で私が起業家として、そして一人の女性として常に意識しているのは、「自分の選択に責任を持つこと」です。
美容や健康、地球環境や社会課題など、私たちが日々向き合うテーマはすべてつながっています。そして、それらに対して「何をどう選ぶか」が、自分自身の価値観や生き方を映し出すと感じています。 今回はそんな“選択”について、改めて言葉にしてみたいと思います。
1. 変わり続ける毎日に、私たちはどう向き合うか
日々の暮らしは、無数の選択の積み重ねでできています。
朝、肌にのせる化粧品。口にするもの。誰とどんな時間を過ごすか。
「何を選ぶか」は「どう生きたいか」とつながっていて、起業してからの私の道のりも、まさにその繰り返しでした。
どんなにささやかな選択でも、意志を持つことで、人生は自然と自分らしいかたちに整っていくのだと思います。
2. 理想は、“遠くにあるもの”ではない
著書『思い描いた理想をすべて手に入れる生き方』では、目標や夢は“叶える”というより、“迎えにいく”ものだと書きました。
完璧な未来を思い描くよりも、「今の延長線上で、どんな選択を重ねていくか」が大切だと感じています。
たとえば、自分の身体や肌と向き合い、丁寧にケアする時間を持つこと。無理なく、誠実に生きること。
それらの積み重ねこそが、理想の生き方や美しさにつながっているのではないでしょうか。
3. “やさしさ”が循環する社会へ
もう一冊の著書『エシカル オーガニック ビューティー』では、心地よい美しさは“自分だけのもの”ではなく、環境や動物、社会と調和することで生まれるということを伝えました。
私たちの会社も、エシカル消費・オーガニック・ヴィーガンという価値観を軸に、社会や地球全体に配慮した選択肢を広めています。
限りある資源や動物たちに敬意を持ち、日々の選択を少しだけ変える。それは、美しさに責任を持つということでもあると感じています。
4. これからも、自分に問いかけながら
何を選び、どう生きていくか。それは見た目の美しさ以上に、その人の内面を映し出すものです。
だから私は、流行や評価に流されず、「今の自分にとって心地よいかどうか」を大切にしたい。
自分らしい生き方や価値観が、言葉や表情、肌や空気感にまでにじみ出る 、そんな“透明感の循環”を、これからも大切に育んでいきたいと思います。
