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今さら聞けない「エシカル」とは?すぐにできるアクションも紹介

2024.04.20

「エシカル」とは

「エシカル」とは、英語で「倫理的な」という意味の英語の形容詞・ethical を、そのままカタカナに置き換えた言葉です。

「エシカル消費」を直訳すると「倫理的な消費」となります。

より広い視野で「人や社会、地域、環境などに優しいモノ」を購入する消費行動やライフスタイルを指しています。

自分以外の他者や地域社会、自然環境などを思いやる、「思いやり消費」、「応援消費」とも言えます。

エシカルと私たちの関係性

私たちは、ものを購入したり、食べたり、使ったりと様々な場面で「消費」を行っています。

衣食住という限られたものだけを切り取って考えても、そこで消費している衣服や食料、 エネルギーは決して少なくはありません。

私たちの日々の「消費」が大切な地球の資源の浪費につながっているとしたらどうでしょう。

安価なモノやサービスの生産の裏側で、劣悪な環境のなか、長時間働く労働者や、教育も受けられずに強制的に働かされている子どもたち、 美しい自然やそこに住む動植物が犠牲になっているとしたらどうでしょう。

また、大規模災害の発生やそれに伴う風評被害、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響などによる消費需要の低迷の中で、 多くの事業者、生産者、労働者が苦しんでいるとしたらどうでしょう。

私たちの「何を買うか・買わないか」という日々の選択は、様々な社会的課題と密接につながっています。

私たちにできることはなにか

日本のGDP(国内総生産)のうち、個人消費は約5割を占めています(令和元年度版消費者白書)。

私たちの消費が社会・経済に与える影響は少なくありません。

私たちがエシカル消費の対象となるモノを積極的に購入すれば、エシカル商品をつくろうとする事業者が増え、 また、そうした「人や社会、環境に優しいモノ」をつくる事業活動が継続、発展することができます。

一人ひとりの力は小さくても、まとまれば大きな可能性を秘めています。

私たち1人ひとりが、エシカル消費で社会を変える・未来を変える力を持っています。

1人が全ての行動を変えるよりも、より多くの人が1つの行動を変えてみることが、大きな変化に繋がっていくでしょう。

私たちにできる具体的な例を3つあげます。

1つ目に、オーガニック製品をつかうこと。

これは環境や生産者に配慮することが出来ます。

2つ目に、フェアトレード製品を使うこと。

これは生産者に配慮していくことができます。

3つ目に、国産のものを選び使うこと。

輸送時に発生する温室効果ガスの削減が期待されます。

私たちは消費者の一人として、それらの問題から目を背けるのではなく、みんなで住んでいる地球のために、環境や資源のことを考えて、気持ちよく使う。

自分たちの次の世代、更にその次の世代へと、きれいな地球を残していきたい。

エシカル消費は未来につながる行動のひとつなのです。